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ロバート・フランク大回顧展
Robert Frank RETROSPECTIVE


2019年9月9日に94歳で亡くなった写真家ロバート・フランクの大回顧展です。
写真史における金字塔『The Americans』刊行から約60年、偉大な写真家ロバート・フラ ンクの軌跡をたどります。
未発表作品を含む約130 点をパート1、パート2の2部構成で展示。めったに観る機会のない大型サイズのプリントやカラー作品も展示いたします。

ロバート・フランク写真
  ©Robert Frank

Part 1 オン・ザ・ロード
会 期/ 2020年7月1日(水)〜9月19日(土)
時 間 / 11:00〜19:00
休 廊 / 日・月・祝
入場料 / 一般・学生 800円 *中学生以下は無料
*8/2〜8/31 は夏季休廊

内容紹介

1958年に出版された『The Americans』は後に、フランクのモニュメンタルな仕事として世界的評価を得ました。
パート1では『The Americans』収録作品を含む、フランクのストリート・フォトグラフィーを中心とした展示をいたします。

ロバート・フランク写真
                   ©Robert Frank


Part 2 記憶の彼方へ
会 期/ 2020年9月24日(木)〜11月21日(土)
時 間 / 11:00〜19:00
休 廊 / 日・月・祝
入場料 / 一般・学生 800円 *中学生以下は無料

内容紹介

フランクは1969年に、カナダのノヴァスコシアのマブーに新たな創作の拠点を得ます。
厳しい自然環境の中で、フランクの視線は窓辺のオブジェや日常の身の回りの事物など、
より自己の内面へと向けられていきます。写真にメタファーのような文章を書き添えた作品など、マブーで制作された写真を中心とした展示です。

ロバート・フランク写真
                   ©Robert Frank

協賛

スイッチ・パブリッシング 邑元舎

作家プロフィール

ロバート・フランク/Robert Frank

1924     11 月 9 日スイスのチューリッヒに生まれる
1942―1944  ジュネーヴ、バーゼル、チューリッヒの商業写真家たちのもとで修行する
1944     スイスの兵役に服する
1945     チューリッヒの映画会社のスチール写真家となる
1946     パリで写真家としての仕事をこころみる
1947     ニューヨークに渡り、A・ブロドヴィッチに雇われて
        雑誌『ハーパース・バザー』 のファッション写真家としてはたらく
1948     ペルーとボリヴィアへ旅行。アメリカのファッション雑誌の仕事を続ける
1949     雑誌『ナフ』にペルーの写真をのせてくれたR・デルピールにパリで逢う
1950―1951  フランス、スペイン、イギリスに住み仕事をする
1952―1954  ニューヨークに帰り、ファッション写真をやめ、
        フリーランスの写真家としてアメリカにおける主要な出版物の仕事をする
1955―1956  グッゲンハイム財団奨励金を受ける。
        アメリカ人についての本の制作を計画してアメリカ各地を旅行する
1957     『ニューヨーク・タイムズ』事業開発部の仕事をルーイス・シルヴァースタイン
        のもとでする 。『カメラ』誌にゴッダード・シューのR・フランクへの手紙が掲載
1958     デルピール社版の『THE AMERICANS』がフランスとイタリアで出版される。
        友人たちと、地方都市で「ホーム・ムーヴィー」を制作する
1959     「わたしのヒナ菊を摘め」をジャック・ケルアックとニューヨークで制作
1960     『THE AMERICANS』がアメリカで出版される。
        また映画によって構成されたページを追加して 1969 年に再版される
1961     俳優を使ったはじめての映画「イエスの罪」制作。
        モダン・アート・ミュージアムで写真と映画の展示をおこなう
1962     雑誌『ドゥ』が写真家ロバート・フランク特集を組む
1963     「さあ、ここでおわりだ」がベルガモ・フィルム・フェスティヴァルで一等を受賞
1965―1968  コンラッド・ルークスとともに旅行し仕事をする。「チャパクァ」撮影。
        同じ頃、最初の長篇映画「俺と俺の兄弟」を制作
1969     ロンドンの『クリエイティヴ・カメラ』誌に毎月コラムを書く
       「ヴァーモントでの会話」がデレクシー基金の補助を受けて完成
        ただひとつの記録映画「救命艇地球号」制作
1970     アメリカ・フィルム協会から「わたしについて…ミュージカル」の制作のための
        補助金を授与される
        元村和彦氏、幡谷紀夫氏がバウェリー184 番地にたずねてくる
1971     日本で出版される写真集と、パリのルーヴルで 1973 年 3 月におこなわれる
        <R・デルピールの監修による>展覧会のための仕事をする
        他の映画を制作する為の基金を、ニューヨーク州芸術評議会から受ける
        日本からのスーパー8 ミリのあたらしいカメラで撮影を開始する
1972     邑元舎から『The Lines Of My Hand』出版
1974     娘のアンドレアが飛行機事故で死亡
1975     ジューン・リーフと結婚
1977     映画「人生は踊り続ける」制作開始
1982     ジャック・ケルアックの小説『路上』出版 25 周年として
        映画「ジャックへの讃歌」制作
1983     映画「家庭の改善」制作
1985     ドイツ写真協会からエーリッヒ・ザロモン賞
1987     邑元舎から『Flower Is…』出版
1990     ワシントン・ナショナル・ギャラリーに
        ネガ、コンタクト・プリント、オリジナル・プリントをすべて寄贈
1991     映画「最後の晩餐」制作
1994     ロバート・フランク「Moving Out」巡廻展
        ワシントン・ナショナル・ギャラリー
1995     ロバート・フランク「Moving Out」巡廻展
        2 月 横浜美術館
        5 月 チューリッヒ・クンストハウス
        9 月 アムステルダム・ステデリック美術館
        11 月 ニューヨーク・ホイットニー美術館
1996     ロバート・フランク「Moving Out」巡廻展 3 月 ロサンゼルス・ラナン財団
2009     ロバート・フランク「Looking In」巡廻展
        4 月 ワシントン・ナショナル・ギャラリー・オブ・アート
        5 月 サンフランシスコ近代美術館
        9 月 ニューヨーク・メトロポリタン美術館
2011     6 月 ロバート・フランク写真展「Outside My Window」 gallery bauhaus
        9 月 ロバート・フランク写真展「Flower Is」 同ギャラリー
2013     4 月 ロバート・フランク写真展「The Lines Of My Hand」 gallery bauhaus
        5 月 ロバート・フランク写真展「Quiet Days」 同ギャラリー
2015     2 月 ロバート・フランク写真展「Memory」 gallery bauhaus

*参考資料 邑元舎刊 ロバート・フランク写真集『The Lines Of My Hand』
横浜美術館 ロバート・フランク写真展図録『Moving Out』


Robert Frank RETROSPECTIVE

PART 1 "On the Road"
 1 July - 19 Sept. 2020

PART 2 "Beyond Memory"
 24 Sept. - 21 Nov. 2020

Courtesy of Kazuhiko Motomura

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2-19-14 Sotokanda, Chiyodaku, Tokyo, Japan
Access map
About 6 minutes walk from Ochanomizu station (JR line/Tokyo Metro Marunouchi line).