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小瀧達郎写真展
Beyond Summer   −イギリスの夏へ−


小瀧達郎写真
                 ©Tatsuo Kotaki

会 期 / 2018年6月20日(水)〜9月15日(土)
時 間 / 11:00〜19:00
休 廊 / 日・月・祝
入場料 / 無料
*8月1日(水)〜9月3日(月)は夏季休廊とさせて頂きます。

内容紹介

主にヨーロッパをテーマに撮影を続ける作者が、2014年〜2017年の夏、ひときわ想い入れのある国イギリスを旅して、モノクローム・フィルムで撮影した写真展。
イギリスの短い夏、その淡い光と影がモノクローム・プリントの中で交錯して美しいハーモニーを奏でます。
撮影地はブラックプール、リバプール、ブライトン、湖水地方、コーンウォール、ヨークシャー、コッツウォルズ、ウェールズなど広範囲に及びます。

*同時開催「Journey through the past」(一階展示室)
1979年〜1995年にイギリスで撮影された膨大なネガの中から未発表作品を中心に展示。
長年にわたる作者とイギリスの関わりを通して、今回の新作に至るまでの軌跡をたどります。
モノクローム(ゼラチン・シルバー・プリント)53点を展示。



Beyond Summer イギリスの夏へ

小瀧達郎

はじめてのイギリスの旅からまもなく40年になる。
パリで数ヶ月を過ごした後、旅費を節約するためにバスでカレーまで行き、フェリーでドーヴァー海峡を渡った。パリでの生活は、カルチャー・ショックに加え言葉の壁や異なる生活習慣もかさなり、日々ボクの中にストレスを蓄積させていった。当時のパリは、日本人に対する認識も現在とずいぶん違っていたし、メトロの車内や道ですれ違う人々の視線も険しかった気がする。それでも毎日パリの街を歩きながら、必死になって写真を撮った。

パリでの苦痛に満ちた日々の後に訪れたイギリスは、その時のぼくにとってはまるで天国のごとき平穏で安らかな国に思えた。街中にはパリにはない緑が溢れ、道行く人々は目が合うと微笑を返してくれた。
イギリスの旅の目的のひとつは、トニー・レイ‐ジョーンズ(注)の写真集を見て憧れていた海辺の街ブライトンに行くことだった。いまになって思うと、ぼくとイギリスとの関わりの原点はまさにここにあるといえる。
今回の展示にもブライトンの写真は何点か含まれているが、それ以外にもアイルランドやスコットランドを含め、英国の海辺の街はあちこち旅をして写真におさめてきた。

一階の展示「Journey Through the Past」は過去のイギリスの旅のダイジェスト的な内容になっている。地階の展示「Beyond Summer」は2014年から2017年の夏に撮影した新作である。
ブライトンは近年やや洗練されすぎた気がするが、イギリスの北西部のアイリッシュ海に面したブラックプールは、ひと昔前のイギリスの海浜行楽地のレトロ感が漂っていて好きな街だ。
忘れられたような海辺の行楽地を舞台にしたレイ・ブラッドベリの短編小説『こびと』は、見世物小屋のこびと、刺青男などが登場するファンタジーだが、昔のブライトンやブラックプールはまさにブラッドベリが描く世界そのものといえる。

展示写真は2ヶ月程かけて、自身で丁寧にプリントしたものです。時間をかけてじっくりと観ていただけたらうれしいです。

(注) 若くして白血病で亡くなった英国人写真家



開催決定!
小室等コンサート「夏が終る」


小瀧達郎写真展「BEYOND SUMMER イギリスの夏へ」に因んで、小室等コンサート「夏が終る」を開催いたします。
小室等さんは日本のフォーク・シンガーの草分け的な存在ですが、バンド“六文銭”を経て1975年には井上陽水、吉田拓郎、泉谷しげるとフォー・ライフ・レコードを設立しました。
自身のアルバムでは詩人の谷川俊太郎氏とともに、多くの作品を世に送りだしてきました。
今回のコンサートは、その中から夏をテーマにした傑作アルバム「いま生きているということ」(詩 谷川俊太郎)の曲を中心に演奏していただきます。アルバム収録曲「おはようの朝」は連続TVドラマ「高原へいらっしゃい」のテーマ・ソングとして使われヒットしました。最新アルバム「プロテストソング2」(詩 谷川俊太郎)からも数曲演奏していただく予定です。
ぜひご参加ください。

日  時 / 2018年9月8日(土) 19:00〜 (当日は18:00閉廊、18:30より受付開始、19:00開演)
参加費 / 3500円 当日会場でお支払いください。
定員 /20名(定員になり次第〆切とさせていただきます)

ご予約・お問合せはmailのみとさせて頂きます。
お名前・ご住所・お電話番号を明記のうえ、送信して下さい。
後日、スタッフより予約確認のmailをお送りさせて頂きます。

*お客様の個人情報を漏洩・流出させたり不正に利用したりしないよう、厳正な管理を実施しております。



作家プロフィール


小瀧達郎(こたきたつお)

1972年  個展「日本、その内なるものに向けて」ニコンサロン
1976年  個展「暖簾」ニコンサロン
1982年  個展「ブライトン・ドーヴィル・オンフルール」ツァイト・フォト・サロン
            フォトキナ・フォトアート I (ケルン)に出品
1983年  写真集『巴里の大道芸人』(文・海野 弘)求龍堂 出版
            個展「巴里の大道芸人」の写真展とスペクタルショー開催 東京大丸デパート
            個展「巴里の大道芸人」ミノルタ・フォト・スペース新宿、広島、福岡巡回
1984年  個展「巴里の大道芸人」ラフォーレ・ミュージアム松山
            国際交流基金アジア伝統交流‘84「旅芸人の世界」のオフィシャル・カメラマンとして
            ハンガリー、韓国、タイ、インドの旅芸人を撮影
            同年『マリ・クレール』日本版のグラビア創りに参画、
            故安原顕氏(中央公論社編集者)らと共に同誌の黄金期を築く
1985年  「旅芸人の世界」朝日新聞社(共著)出版
            東京造形大学非常勤講師となる
            つくば写真ミュージアム‘85「パリ・ニューヨーク・東京展」出品
            「日本現代写真展」 スペイン文化庁主催(スペイン巡回)出品
            「日本の建築家」(全7巻)(株)丸善 出版
1987年  個展「小瀧達郎 ポラロイド写真日記」ポラロイドギャラリー
            準朝日広告賞受賞
1991年  写真集『VENEZIA』(文・塩野七生)筑摩書房 出版
1992年  個展「VENEZIA」ギャラリー・ビア・エイト
            (バーニーズ・ニューヨーク 新宿店)
1993年   『私の二都物語 東京・パリ』(辻 邦生と共著)中央公論社 出版
1994年  個展「風の余韻」BAUHAUS GALLERY
            『マリ・クレール』主催写真展「パリ」出品 銀座プランタン
1999年  「大辻清司と15人の写真家たち」東京造形大学横山記念館マンズー美術館
            個展「静溢(せいいつ)なる風景」北鎌倉小瀧美術館
            個展「ヴェネツィア」浜松駅メイワン
2000年  個展「ヴェネツィアのカーニヴァル」北鎌倉小瀧美術館
2001年  個展「静溢(せいいつ)なる風景 2」北鎌倉小瀧美術館
2002年  「ポラロイド写真の世界―時を超えて―展」出品 ポラロイドギャラリー
2003年  個展「ガーデン」北鎌倉小瀧美術館
2004年  「ノースマリン・ドライブ」 ニコン・ウエブ・ギャラリー
2006年  東京御茶ノ水に写真専門ギャラリーgallery bauhausを開設
2009年  個展「VISIONS OF UK 英国に就いて」gallery bauhaus
2012年  個展「VENEZIA」gallery bauhaus
2013年  個展「PARIS 光の廻廊」gallery bauhaus
2014年  個展「WORKS 1975-2014 神の光が宿る場所で」gallery bauhaus
2015年  個展「Jardin d’Hiver 冬の庭で」gallery bauhaus
2016年  個展「METAPHOR カフカとの対話」gallery bauhaus

Official Web Site http://www.tatsuo-kotaki.com



Beyond Summer
Tatsuo Kotaki Photo Exhibition
20 June-15 September,2018

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2-19-14 Sotokanda, Chiyodaku, Tokyo, Japan
Access map
About 6 minutes walk from Ochanomizu station (JR line/Tokyo Metro Marunouchi line).