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コウムラ シュウ写真展
The deep forest アルマーニュの深き森より


コウムラシュウ写真
             ©Shu Koumura

会 期 / 2014年9月18日(木)〜11月15日(土) 作家在廊日 10/11,14,15
時 間 / 11:00〜19:00
休 廊 / 日・月・祝
入場料 / 無料


コウムラシュウ写真
             ©Shu Koumura

内容紹介



ドイツ在住の写真家コウムラ シュウによって撮影されたモノクロームの風景写真展です。
ドイツ郊外の森を撮影した「非時(ときじく)の木」シリーズを中心に、自然と人工物が織りなす風景に独自の世界感を見出した「the fields」、スコットランドを訪れ撮影した最新作「精霊と魔法の島」、古い天使の石像をモチーフとした「the guardians」など、複数のシリーズを展示いたします。

モノクローム(ゼラチン・シルバー・プリント)作品34点を展示。


ギャラリー・トーク開催決定!

コウムラ シュウ 自作を語る

ドイツ在住の写真家コウムラ シュウが来日し、展示作品を前に自作について語ります。
作家と共にギャラリーを廻りながらのトークをお楽しみください。
日  時 / 2014年10月10日(金) 19:00〜 (当日は18:00閉廊、18:30より受付開始)
参加費 / 1000円

mailもしくはお電話にて要予約。終了致しました。ご参加ありがとうございました。
mailの際はお名前・ご住所・お電話番号を明記のうえ、送信して下さい。
後日、スタッフより予約確認のmailをお送りさせて頂きます。

*お客様の個人情報を漏洩・流出させたり不正に利用したりしないよう、厳正な管理を実施しております。






The deep forest アルマーニュの深き森より

コウムラ シュウ

私がドイツに移り住んで既に25年近く経つが、日本と違って地方都市はもとよりフランクフルトのような大都市でさえ、中心部から15分も車を走らせれば容易に郊外の森にたどり着くことができる。それらの森は殆ど手付かずの状態で保護されており、週末になるとドイツ人の憩いの場として賑わっている。
今では憩いの場でしかない郊外の森であるが、かつてこの地で栄えた古代ケルト人やゲルマニアの民にとっては地母神の象徴であり、畏怖と敬いの対象となる聖なる森であった。しかし、キリスト教の浸透による異教徒の排除と中世以降の都市化のため、かつての原始の聖なる森は失われ、畏怖と敬いも同時に薄れていった。その残滓とも言える畏怖の念はグリム童話に数多く出てくる森のエピソードに垣間見ることが出来る。
近代化と引き換えに失われていった地母神の象徴である聖なる森、とりわけ神秘性すら感じる樹木への畏怖と敬い、そしてその向こう側に拡がっているであろう異世界への憧憬。かつてこの地で栄えた古代ケルト人やゲルマニアの民が持っていたそれらを映し描きだすべく、私はドイツの森を撮影している。

コウムラシュウ写真
             ©Shu Koumura


作家プロフィール


コウムラ シュウ

1964年  愛知県生まれ
1988年  渡独
2009年  会社勤務を辞め、写真家として活動を始める

<受賞>
2013年  8th Black & White Spider Awards Architectural 1st place


The deep forest
Shu Koumura Photo Exhibition
September 18-November 15,2014
gallery bauhaus
2-19-14 Sotokanda, Chiyodaku, Tokyo, Japan
Access map
About 6 minutes walk from Ochanomizu station (JR line/Tokyo Metro Marunouchi line).



コウムラシュウ写真
             ©Shu Koumura