アルル国際写真フェスティバル 2010
Contemporary Book Award 受賞!!
高梨豊写真集
『PHOTOGRAPHY 1965-74』
Only photography, Berlin刊
限定500部 エディションNo,1〜30はオリジナル・プリント付特装版
この写真集は2010年にドイツ・ケルンにあるギャラリー・プリスカ・パスケー(The Galerie Prisk Pasquer’s)で開催された高梨豊写真展に合わせて、ベルリンのオンリー・フォトグラフィー(Only photography)社から刊行されたものです。
本年度アルル国際写真フェスティバルでコンテンポラリー・ブック大賞(Contemporary Book Award)を受賞しました。
このたびgallery bauhausでは作家用エディション分を特別限定販売致します。
◆オリジナル・プリント+オリジナル・ポスター付 【布箱入り特装版】
◆写真集のみ
高梨豊写真集
『Toshi-e (Towards the city)』
Books on Books #6 errata editions, NY刊
ニューヨークのerrata editionsによるBooks on Booksシリーズ6冊目の写真集です。
このシリーズは絶版となった貴重な写真集の原本を解体、復写して、新たな装丁で現代に甦らせたものです。
過去にウジェーヌ・アジェ、ウォーカー・エヴァンス、ウィリアム・クラインなどの写真集が発売されており、高梨氏は日本人写真家として初の刊行です。
内容紹介
いまや伝説となった幻の写真集『都市へ』(1974・イザラ書房 詩・吉増剛造 デザイン・杉浦康平)は2部構成のケース入り豪華本でした。
発行部数が少なかったため、現在では古書店でも入手が非常に困難となっています。
『Toshi-e (Toward the city)』には『都市へ』に収められた2冊分の写真がすべて収録されています。
◆著者サイン入り
カルチエ・ブレッソンの作品を知り、ロバート・フランクの作品を好む人たちは高梨豊の作品を愛することだろう。高梨というのはだれだろう? 甘美で偏屈な田舎人の荒木を除いての話だが、高梨ほど偉大な人物は何処にもいなかった。そして何という喜びを最後に高梨の作品の中に我々は発見できるのだろう!
彼は1960年代に東京で写真を始めた。題材は東京の人々、東京周辺の風景写真で、それはインディペンデント映画の巨匠ジョン・カサヴェテスが映画で試みた方法に似ていた。汚く、ぶれて、荒い作品だった。そしてこれらに類似した写真が今日どうして制作されるようになったのだろう? それは近代の日本の写真がいつも世界より10〜20年進んでいたからだろうか? もしくは、すべてのモノクローク写真の作家とは対照的に、高梨は35mmカメラで悲しい灰色に落ち込んだ未来を見ることが出来たからだろうか?
高梨の最も有名な本:『都市へ』の復刻版の中で、我々は高梨と共にタイムマシーンに乗って生命の終着点と死が始まる所とは少し違った場所に飛んで行くことが出来るのである。
*ドイツの主要新聞『FRANKFURTHER ALLEGEMEINE』(2010.6.20)に掲載された記事より